ピーマンの秘密

タイトル「ピーマンの秘密」

お楽しみ様です。
急に暑くなりましたね。
そんな暑い中でも患者様達のお家には家庭菜園で夏野菜を育てていました。

 

その中にピーマンもあったので、今回は意外と知られていない“ピーマンの力”に注目してみましょう。

日々の施術のなかで、「肩こりがつらい」「冷えが気になる」「肌の調子が悪い」といったお悩みを多く伺います。実は、こうした不調には“食”(ピーマン)からのアプローチもとても有効です。

●血流改善に◎ ビタミンEの力と「気血の巡り」

ピーマンには、血行を促進する「ビタミンE」が豊富に含まれています。西洋医学ではビタミンEは血流改善や動脈硬化の予防に役立つとされます。
東洋医学では「気血の巡り」の改善と解釈されます。
特に肩こりや腰の重だるさなどは、「気滞(きたい)」や「瘀血(おけつ)」が原因とされることが多く、ビタミンEを含むピーマンは、巡りの改善に役立つ食材です。

● 美容にも◎ ビタミンCとビタミンPの相乗効果

ピーマンのもう一つの大きな魅力は、豊富な「ビタミンC」。
ビタミンCは美白効果や抗酸化作用が期待され、脂肪の代謝にも関与するため、美容とダイエットの強い味方です。
さらに、「ビタミンP(ルチンなど)」。これは毛細血管を強くし、ビタミンCの吸収を助けてくれる栄養素で、冷えや肌トラブルの予防にも効果的です。

東洋医学では「肺」は皮膚や潤いと関わり、「脾」は血の生成と吸収に関与するとされています。ピーマンはこの「肺」「脾」を助けることで、美肌や血行の改善にもつながるのです。

●東洋医学から見たピーマンの効能

ピーマンは身体を冷やしすぎず、穏やかに作用する性質があります。これは「気血の巡り」を整えるうえで非常に好ましく、特に「肝」や「胆経」の流れをスムーズにすることで、肩こり・首こり・腰のだるさ等の改善にもつながり、補助的な“薬膳食材”として位置付けることもできます。

 

〜 まとめ〜

ピーマンは、ビタミンE・C・Pという強力な栄養素を含み、健康と美容の両方をサポートしてくれる万能野菜です。東洋医学の観点から見ても、「気血の巡り」や「臓腑の働き」に良い影響を与える食材として、日々の食事にぜひ取り入れたい存在です。

こりや冷え、肌の悩みを抱えている方は、鍼灸治療と並行して、体の内側から整える“食養生”も意識してみてはいかがでしょうか?
皆さまが笑顔で過ごせるよう、私たちココシィ訪問鍼灸マッサージ院は、心を込めた訪問鍼灸マッサージを行ってまいります。

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小池